Vol.6 色は部屋の欠点もカバーする

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投稿日:2013/04/25

スマートで賢い女の生活術 
~暮らしを快適にするインテリアのコツ~

Dr.サーラです。「賢い女の生活術~暮らしを快適にするインテリアのコツ~」へようこそ。

前回は、「色」にはさまざまな特徴があることをお話しました。それらの特徴を活かして、真冬の寒い時期には暖色系の毛布やコタツ掛け布団を、また、夏の暑い季節には涼しげな寒色系のラグやベッドカバー、タオルケットを使うなどの工夫をすれば、それぞれの季節を快適に過ごすことができます。衣替えと同じように、クッションやファブリック等を季節ごとに変えてみると、雰囲気が変わり、普段の部屋がちょっと新鮮に映ります。
さて、今回は、部屋の基本の色となる、ベースカラーについて少しお話ししましょう。

3.色、いろいろ。簡単にできるカラーコーディネートのつぼ

その2 色は部屋の欠点もカバーする 

室内の大部分を占める床・壁・天井の色について、私たちは普段、あまり考えることはないかもしれません。けれども、これらの色は空間の基本となるもので、「ベースカラー」とも呼ばれています。

店舗等の商業施設とは異なり、一般住宅の床・壁・天井に、奇抜な色彩を施すことはあまりありません。最近は、一部の賃貸住宅で、壁の一部を何種類かの色や柄の壁紙のオプションから選べるというサービスを提供している不動産会社もありますが、まだまだ少数派です。賃貸はもちろん、分譲であっても、ベースカラーは自分で選べないことが多いですよね。仮に、選べる場合でも、いざ、分厚いサンプルの中から選ぶとなると、遊び心を加えるというより、飽きのこない「無難な色」に落ち着くことがほとんどです。

住宅でよく使われる「無難な色」とは、白や薄いベージュ系等です。でも、これらの色、実はなかなかの優れものです。日本には、「色の白いは七難隠す」という諺があります。これは、色白であることが、少々の欠点や難点を目立たなくさせ、美しさを際立たせる、とう意味に用いられますが、インテリアについても、同じようなことがいえます。壁や天井を白っぽい色にすれば、空間に広がりが出て、狭い部屋を広く見せることができますし、仮に部屋の形がいびつであったとしても、その欠点を目立たなくさせる等の効果があるからです。前回お話した、明度の高い色は、明るく開放的な雰囲気を演出することができるのです。

ただ、天井の色を選ぶ時には、ちょっと工夫が必要です。壁と天井に同じ壁紙を使うと、天井の方が実際よりも暗く見えるのです。これは、床や壁からの反射で影ができるからですが、天井が暗くなると、低く感じ、全体が狭く見えます。ですから、天井には、壁よりもやや明るい色を選ぶのがコツです。ただ、寝室等、落ち着きを求めたい場所には、天井を壁の色より若干暗めにする場合もあります。

壁紙に凹凸の模様がある場合は、模様自体が影を作り出してしまう場合があります。ですから、天井に凹凸模様入りの壁紙を使う場合には、凹凸自体にあまり厚みの無い、フラットに近いタイプのものを使うようにすると良いでしょう。

住宅の床は壁や天井に比べ、濃い色であることが一般的です。フローリングであれば、いわゆるアースカラーといわれるブラウン系が多いと思います。フローリングにはカーペットやラグを敷いている方も多いでしょうし、和室であれば畳になりますが、床を落ち着いた感じの色にして、壁、天井と、上に行けば行くほど明るい色みを使うのが基本です。

私は、かつて大失敗をしたことがあります。

以前、自分の部屋の壁紙を替える機会がありました。それまで、ベージュの単調な壁紙にうんざりしていた私は、ここぞとばかり、ピンクのやや大柄の花模様が全面にプリントされたお気に入りの壁紙を見つけ、早速張り替えました。

ところが、ほんの4畳半ほどの部屋の、ドアと窓を除く四方の壁をピンクの花柄に囲まれて過ごすようになってからというもの、何となく気分が落ち着かなくなってしまったのです。ほどなく、これは壁紙のプリント柄が影響しているのだと、分かりました。

住宅の場合、「無難な色」の壁紙が使われるのは、そういうことを考慮してのことだと思います。もちろん、「色」だけでなく、「柄」にも気を配る必要があるでしょう。花柄を使いたい場合には、小花模様や、トイレや洗面所の壁紙として利用する、ということも考えると良いかもしれませんね。

Dr. サーラ

ライター/エッセイスト。インテリアコーディネートを学んだ後、住宅関係の仕事や出版社で編集アルバイトを経験。その後、主に経済誌やWEB、企業媒体向けに取材・執筆活動を行っている。主な著作に「働く女は機械にツヨイ」「お喋りな冷蔵庫」などがある。




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