Vol.11 天然繊維と合成繊維、それぞれに特徴がある

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投稿日:2013/10/28

スマートで賢い女の生活術 
~暮らしを快適にするインテリアのコツ~

Dr.サーラです。「賢い女の生活術~暮らしを快適にするインテリアのコツ~」へようこそ。

ファブリックにも、いろいろな素材のものがあり、それぞれに特徴があります。良い部分もありますが、弱点もあります。素材により、インテリアアイテムとの相性の良し悪しが出てきますから、ちょっと心に留めておくと、布製品を選ぶときの参考になります。

4.ファブリックの話

その2 天然繊維と合成繊維、それぞれに特徴がある

ファブリックに使われる繊維は大きく2つに分類されます。天然繊維と合成繊維(化学繊維ともいいます)です。天然繊維の代表格には、ウール、コットン、絹などがあり、それぞれに特徴があります。

たとえば、ウール。ウールはご存知のように、もともと羊の毛ですから、保温性に優れ、汚れも落ちやすく、肌触りもとても良いというメリットがあります。これらの性質から、ウールは、カーペットなどに良く使われています。それなりに値が張りますが、高級感があり、ホテルなどのロビーに、よく利用されています。格式のある老舗ホテルでは、その建物の顔となる場所だけではなく、客室フロアにも用いています。また、企業の中には、重役室のある高層フロアに使うことで、一般社員の執務室とは異なる、ある種のステータスを演出することもあります。

もし、皆さんがそのような高級ホテルや企業のVIPフロアなどに行く機会があったら、是非、弾力性のある感触を楽しんでみてください。合成繊維のカーペットとは異なるはずです。えっ?どうやって試すのかって?良い素材は、靴を通してでも、きちんと感触が伝わってくるものです。その上を歩くだけで、足の裏がちゃんと「ああ、ウールだ」、と認識できるでしょう。

一方、合成繊維には、ナイロンやポリエステル、レーヨンといった素材があります。合成繊維は人工的に作られたものですが、天然繊維同様、それぞれに特徴があります。たとえば、ナイロンは大変強く、磨耗しにくいですが、直射日光には弱いという性質があります。

一方、ポリエステルはシワになりにくく、直射日光が当たっても日焼けしにくいという長所があります。そのため、ポリエステルは、太陽光に晒されるカーテンに良く使われています。アクリルも使われますが、燃えやすいという欠点がありますから、室内でアクリルの製品を使う場合には、火気や電気器具などには注意が必要です。

このように、繊維の特徴を知っておくと、インテリア製品を選ぶ時に、どのような素材の物が適しているのかという目安にもなり、便利です。たとえば、次のような点です。

アクリル:軽く、汚れやホコリを寄せ付けにくいので、カーテンにも使われますが、上で述べたように、熱には弱いので、使う場所には要注意!

麻:夏用のラグマットといった用途に最適。洗濯もしやすいですから、普段使いのファブリックとして人気があります。ナチュラルな風合いや心地よい手触り感からクッションカバーやタペストリー、また、ランチョンマットやコースターなど、インテリア小物としても人気があります。

ウール:伸縮性と弾力性に富み、摩擦に強い。加えて、吸湿性に優れています。水を弾く性質がありますし、汚れにくいため、上で述べたように、カーペットといったインテリアアイテムに利用するにはぴったりです。燃えにくいという利点もあります。

絹(シルク):上品な光沢と、やさしい風合いが特徴です。インテリア製品としては、緞通(だんつう-手織りの敷物やカーペットのこと)に良く用いられます。速乾性があり、保湿性、吸水性に優れています。他の繊維に比べ、熱にも強いという特徴もあります。

コットン:天然素材ですから、肌触りも抜群、価格も安いですね。ただ、日焼けしやすいのと、洗濯すると縮んでしまうなどの欠点があります。

ナイロン:かつて、「戦後、強くなったのは女性と靴下(ナイロンストッキング)」という言葉が流行りました。ナイロンは合成繊維の代表格で、その強さは折り紙つき。耐久性に優れ、磨耗にも強く、洗濯も簡単な上、乾きが早く、皺にもなりにくいなど、多くの利点があります。他の繊維との親和性も高く、ナイロン製品は一般的に価格も安価であることから、カーペットやラグ、椅子の布張りなど、さまざまな用途に使われています。

ポリエステル:カーテンによく使われる代表的な素材です。皺になりにくい上、水洗いOKなのも嬉しいですね。ただ、ホコリを寄せつけやすいのが難点!

レーヨン:原料は木材です。しなやかで光沢があり、吸水性や吸湿性にも優れています。染料にも染まりやすいので、さまざまな色に加工しやすく、他の繊維とも馴染みやすいという特徴があります。ただ、皺になりやすいのが欠点。インテリア用品としては、織物壁紙(クロス)に、他の合成繊維などと併せてよく使われます。

インテリア製品を買われる場合には、どんな繊維が使われているか、ちょっと気をつけてみてくださいね。

Dr. サーラ

ライター/エッセイスト。インテリアコーディネートを学んだ後、住宅関係の仕事や出版社で編集アルバイトを経験。その後、主に経済誌やWEB、企業媒体向けに取材・執筆活動を行っている。主な著作に「働く女は機械にツヨイ」「お喋りな冷蔵庫」などがある。




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