Vol.12 大使夫人のファブリック節約術

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投稿日:2013/12/27

スマートで賢い女の生活術 
~暮らしを快適にするインテリアのコツ~

Dr.サーラです。「賢い女の生活術~暮らしを快適にするインテリアのコツ~」へようこそ。

今年もあと僅か。夏は猛暑が続き、秋になったかと思えば、大雪が降るなど、気温の寒暖が激しかったので、服選びには随分と頭を悩まされた1年でした。さて、インテリアも同様。私は夏の間、せめて麻のラグで涼しさを演出、などと考えていたら、そのまま一気に冬モードに突入してしまいました(苦笑)。さて、今回のファブリック編は、私が以前、ある国の在日大使公邸をたずねた時に、大使夫人が教えてくれたファブリックの節約術の話です。

4.ファブリックの話

その3 大使夫人のファブリック節約術

その在日大使公邸は1階がレセプションなどに利用するパブリックスペース、2階が家族用のプライベートスペースでした。夫人がご夫妻の寝室を案内してくださった時のことです。掃き出し(天井から床からまである)の大きな窓に素敵な花柄のカーテンが掛けられていました。

いかにも「外国製」というカーテンにしばし見とれていると、夫人がそっと「陽の当たる面が日焼けしたら、今度はひっくり返して使うようにしているのです」と教えてくださったのです。「そして、両面が日焼けしたら、今度はベッドカバーにします」。ちょっと私が意外そうな顔をすると、「私たちは国の予算ですべてを賄っていますから、贅沢はできません。その分、智恵を使っています」とおっしゃいました。

なるほど。確かにそうですね。掃き出し窓に吊り下げていたカーテンであれば、ベッドの寸法にも十分足りそうです。ではベッドカバーとして長年使い、それも色褪せてしまったら?今度は枕カバーやクッションカバー、それにポーチといった小物に変身するのかもしれません。ランチョンマットやテーブルクロスとしても悪くないかもしれません。限られた予算で生活を楽しみながら節約する。万国共通、主婦の腕の見せ所だと思いました。

さて、カーテンの応用編といえば、思い出されるのが往年のミュージカル映画、「サウンド・オブ・ミュージック」です。

ジュリー・アンドリュースが演じる修道女、マリアが名家、トラップ家に家庭教師としてやって来ます。やもめのトラップ大佐には腕白盛りの7人の子供がおり、厳格な大佐の教育方針のもと、彼らは日中、窮屈な制服を着せられていました。それを見たマリアは、子供たちに遊び着を着せて、のびのびさせたいと考えます。けれども、服を買うようなお金があるわけではありません。そこで、マリアは部屋のカーテンを彼らの服に仕立てました。間もなく子供たちがカーテンで作られた服を着て、楽しそうに町に繰り出すシーンが、描かれています。

もちろん、普通、カーテンを選ぶ際に、ゆくゆくは、カーテン地をベッドカバーや服にアレンジするということを最初から想定するわけではないと思います。けれども、古くなったからといって処分してしまうのは、もったいないですよね。大使夫人の節約術といい、映画のワン・シーンといい、物を大切にする工夫を垣間見ることができます。

身近な物を整理・処分することの多いこの時期。忙しい生活の中で、ちょっとしたアイデアで、日常を楽しむ工夫をしてみましょう。

Dr. サーラ

ライター/エッセイスト。インテリアコーディネートを学んだ後、住宅関係の仕事や出版社で編集アルバイトを経験。その後、主に経済誌やWEB、企業媒体向けに取材・執筆活動を行っている。主な著作に「働く女は機械にツヨイ」「お喋りな冷蔵庫」などがある。




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