Vol.84 時間革命!

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投稿日:2014/03/04

心の中からキレイになる! 
仕事の中の悩みを小さくして、キレイになるためのヒントをお届けします!

 
みなさん、こんにちは!  キャリア・カウンセラーの錦戸かおりです。
今日の東京はちょっと春らしく、暖かな1日です。おかげで私の鼻は…そう、スギ花粉で撃沈しています(T_T) 集中力なしなしの状態ですが(笑)、なんとか頑張りましょう!!
 
 
今回のテーマは「時間革命」です!
何気なく読んだ日経ビジネスの記事に「国東時間」というものがありまして、なんだそりゃ? と思って読んでみたら、これが結構面白かったのでご紹介したくなりました。 
 
 

■ 国東(くにさき)時間って何?

 
大分県国東市にあるアキ工作社(立体造形作品のデザイン・制作会社)。この会社の社長が提唱した労働時間革命が「国東時間」です。具体的には、週休3日(!)で金~日曜日がお休み。ただし勤務時間は午前8時から午後7時まで。週の労働時間40時間は確保し、お給料は週休2日の時のままにしたそうです。今、「いいなぁ!」と思った人も多いのでは??
 
社長の持論は「幸福度の低い社員に良い仕事はできない」。増えた休日には、自然の中で過ごしたり、教養を深めたり、人脈を広げたりすることで、より良い作品制作につながるという発想です。実際に売上高は前年比の約15%アップしたとか!
 
 

■ ディメリットをどうなくす?

 
ただ、こういう話になると必ず言われるのが、お客さんからの問い合わせなど、急な対応はどうするの? という話です。この会社でも、導入して2~3か月は金曜日にも問い合わなどはあったそうですが、その後は顧客に周知されたので問題なしだそうです。
 
ここで思い出したのですよ。会社員時代の私の上司が似たようなことをしていたなーと。当時、私が勤めていた人材紹介会社は残業が当たり前でして、なぜかというと、転職相談をされる方はほとんど仕事が終わってから相談に来られる方が多いので、どうしてもアフターファイブ、あるいは週末の対応が多いのです。夜の残業というのは恐ろしいもので、毎日面談をしているわけではないのに、自分の感覚の中で、何となく定時の時間が19時になり、20時になり…と後ろ倒しになっていく。そんな感覚を持っている方も少なくないのではないでしょうか? 私もその一人でした。20時に会社を出ると「あ、今日は早いぞ!」なんて思えてしまったら、黄色信号!!
 
社員の多くがいつも残っている状態の中で、私の上司だけは違いました。彼は定時の17時半になると「じゃあね、お疲れ~!」といって帰ります。もう20年前の話なので、まだメールはなくてほとんど連絡は電話(しかも携帯電話もない時代なので固定電話!)なのですが、彼にかかってくる電話はありませんでした。彼は彼のお客さんに対しては、自分が残業をしないことを周知徹底していたからです。
 
 

■ 時間でカバーするか、質で勝負か?

 
顧客満足との関係はどうなんだろう? ということも問題になるかもしれません。お客さんのニーズに応えるために、24時間対応をするという選択肢もあるでしょう。でも、「何時でもOKよ!」というニーズに応えるよりも、質の良い商品やサービスを提供することを優先するという選択肢もあるでしょう。質の良い商品やサービスを提供するために、社員はしっかり休みを取る。その質が高ければ、顧客が他社に逃げるということもないはずです。
 
 

■ 「ムリムリ!」からの卒業。

 
最初はちょっと勇気が要るかもしれません。会社によっては「残業して当たり前」という感覚が深く根付いているところもまだまだたくさんあります。そんな中で一人が時間革命を呼びかけるのはとても勇気が要るでしょう。でも、小さな活動から起してはいかがでしょう? 例えば金曜日だけは絶対早く帰る! とか、今までより毎日30分早く帰るようにするとか。「ムリムリ!」と思ったらそこで終わり!  
 
前述の上司を見ていていつも思っていたのですけれどね、他の人に「諦めてもらう」のが一番早いな、と。「彼は早く帰る人だからね」と。もちろん早く帰ることで、文句を言わせない努力や工夫は必須です。彼はとても営業成績の良い人でしたし、彼の帰宅後 急に必要になったフォローに対して、感謝の言葉を欠かすことはありませんでした。
面白かったのは、若い社員たちが彼のフォローを喜んでしたことです。彼がいることで早く帰ることに対して罪悪感を持たなくて済みましたので、彼が早く帰ることを積極的に応援していましたっけ。
 
 
お休みは土日の週2日。顧客のニーズにはいつでも応えなければいけないもの…いろんな既成概念がありますね。でも、それって本当に必要? とちょっと疑って、変えてみることが最初の一歩なのかもしれません。
 
他の会社の事例も出ていますので、ぜひこの記事を覘いてみてくださいな!
 
辺境で広がる未来の働き方 「国東時間」は日本を救えるか
日経ビジネス 2014年2月26日
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20140225/260194/?P=5&ST=smart
 
 
では、今回はこれにておしまい。またお会いしましょう!
 
kireiワーク 旅行が大好きなやんちゃ坊主、がんのすけくん! 
Photo By 「 YH 」
 
 

錦戸かおり

個人のキャリア開発支援を行う「がんばれ工房」主宰。キャリア・カウンセラー、産業カウンセラー。女性と仕事の未来館にて、キャリア部門の特別相談員。毎日コミュニケーションの転職サイト「マイナビ転職」にてコメントの執筆なども担当している。一人一人のクライアントと長いお付き合いをすることで、キャリアのホームドクターとして活動している。
2009年10月『働く女性が35歳の壁を乗り越えるためのヒント』を発売(河出書房)
がんばれ工房 http://gambarekoubou.com/




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