Vol.86 適度な責任感

Home > カルチャー > kirei ワーク > Vol.86 適度な責任感
投稿日:2014/04/15

心の中からキレイになる! 
仕事の中の悩みを小さくして、キレイになるためのヒントをお届けします!

 
みなさん、こんにちは! キャリア・カウンセラーの錦戸かおりです。
東京ではソメイヨシノも終わり、なんとなく落ち着きを取り戻した感じです。ほかの花たちが「さあ、出番だ!」とでもいうように、咲き出しているようにも感じるんですけれど、そんなのは私だけかしら(笑)??
 
さ、今回も始めましょう!
今回のテーマは「責任感」です。
 
ある国会議員Aさんのブログに書かれていた「好意のバトン」という言葉に触発されて書きたいと思いました。
内容をかいつまんでお話しすると…
 
 

■ 落とされてしまった「好意のバトン」

 
 
ある日、政治に関わりのある仕事をしたいとやってきた青年に対して、Aさんは自分の事務所では人員が足りていたので、知り合いの事務所を紹介したのですが、彼はその事務所に採用されたにもかかわらず、4日目で連絡もなく姿を消してしまったというなんともビックリ仰天なお話。Aさんも書いていらっしゃいますが、人を紹介する場合、多くは紹介者に直接のメリットはなく、純粋に親切心のみのことが多いもの。
 
その最たるものが、学生の就職活動の際のOB紹介。若い学生のためにひと肌脱いだものの、ドタキャンする学生も少なくなく、メンツをつぶされてしまうことも。こうやって好意を踏みにじられると、紹介した人はもう二度と紹介なんてしたくなくなるわけです。せっかくの好意のバトンは続くことなく終わってしまう…。
「紹介されるということは、紹介者が責任を負っていることを自覚するのはもちろん、自分自身が『好意のバトン』を持っていることも強く意識してほしい」とAさんは書いていらっしゃいます。
 
 

■ 真逆のケースも…

 
なるほどフムフム、その通りだよね! と私は思いっきり共感しながら読んだのですが、ふとあることに気づきました。それはね、私のクライアントさんたちには真逆のことが言えるなーということ。
どちらかというと、「紹介で入った会社だから、辞められない、辞めにくい」といったモードのケースが多いのです。入社からすでに2,3年経っていても、そしてしっかり仕事に貢献していても、義理堅い人はどこまでも義理堅く、「こうありたい」というご自分の希望を抑えているケースも少なくありません。好意のバトンに縛られているといってもよいかもしれません。
 
4日で辞めてしまうなどというケースは他者に多大な迷惑をかけるので、当然問題になるのですが、一方 過剰に義理堅いケースの場合は他者には迷惑をかけないものの、ご本人にとってはとてもつらく、それが積もり積もると仕事に対してのモチベーションを大きく下げることにつながる可能性もあるので、それはそれで問題です。
 
 

■ 「ほどほど」の難しさ

 
こういうときね、たいていの場合は「適度な責任感」を持ちましょうとか、「常識的な責任感を持ちましょうというのですけれど、この「適度な」とか「常識的な」という言葉は本当に難しいと思います。もともとちゃらんぽらんな人の「適度」と義理堅い人の「適度」にはかなり大きなの開きがあるからです。
 
面白いもので、ちゃらんぽらんな人は自分をちゃらんぽらんだとはあまり思っていませんし、義理堅い人は自分がとても義理堅いとはあまり思っていません。ここが結構厄介でして、ほどほどの責任感を持ちましょう、と言ったところでその『ほどほど』はどれくらいなのか? というのは目盛りがあるわけではないですもんね。
 
 
このコラムを読んでいらっしゃる方たちは、圧倒的に後者のほうが多いはずです。なので、あえて書きます。不義理だと思えるようなことをしてでも、自分を大事にしたほうがよい場合もあるのです。
 
この言葉を読んで、「でもな~、本当にそうかなぁ?」と思った方は、ぜひ他の人に相談してみてください。あるいは、友達から同じ相談をあなたが受けたら、なんてアドバイスをするかを考えてみてください。意外と違った意見が見えてくるかもしれませんよ♪
 
 
あ、こんなことを書くと積極的に転職を勧めているように見えてしまうかもしれませんが、そうではありませぬよ(笑)! 「義理」や「責任感」を感じ過ぎるのもいかがなものか、というお話であって、どんなに景気が良くなったとしても、やっぱり転職はよくよく考えてしましょうね!
 
 
ということでおあとがよろしいようで…(笑)。
また、3週間後にお会いしましょう!
 
kireiワーク 旅行が大好きなやんちゃ坊主、がんのすけくん! 
Photo By 「 YH 」
 
 

錦戸かおり

個人のキャリア開発支援を行う「がんばれ工房」主宰。キャリア・カウンセラー、産業カウンセラー。女性と仕事の未来館にて、キャリア部門の特別相談員。毎日コミュニケーションの転職サイト「マイナビ転職」にてコメントの執筆なども担当している。一人一人のクライアントと長いお付き合いをすることで、キャリアのホームドクターとして活動している。
2009年10月『働く女性が35歳の壁を乗り越えるためのヒント』を発売(河出書房)
がんばれ工房 http://gambarekoubou.com/




コメントをどうぞ

投稿されたコメントはサイト運営者の承認後に公開されます。
個人情報を含む内容(個人名等)及び個人的な相談等は公開を控えさせて頂きます。

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です。
内容を入力して、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。(htmlタグは使用できません)

*

サイト内検索

バックナンバー