投稿日:2015/06/25

皆様こんにちは、フラワーデザイナー・YURIです。

皆さんはお家の戸口や玄関に花を飾ったり、鉢植えを置いたりして、入り口を彩ることはありますか?
フラワーアレンジメントや鉢を置くのもいいですが、今回は“吊るすアレンジ”をご紹介しますね。
もちろん見た目にもきれいですし、けっこう使い勝手が良いと思います。

【室内ドアを彩るボールブーケ】

今回の依頼主はSさん。Sさんのお宅は、外壁がサーモンピンク、内装は白と黒が基調。夏椿が美しい庭は鳥の餌場になっていて、朝は小鳥たちの声で目が覚めるとか。この2階建て一軒家の内の、玄関を入って正面に見える、クローゼットのドア上に吊るすボールブーケのオーダーをいただきました。ご予算は30,000円。

Sさんは以前、お友だちからプレゼントされたボールブーケをこのドアに飾っていたそうです。ブーケが枯れたのではずしたら、急にドアが寂しくなってしまったので…とのこと。


Sさんのご要望

ボールブーケの直径は20cmくらい。
「なるべく長く飾っておきたい」と言われたので、アーティフィシャルフラワー(生花にはない美を表現した高品質の造花)をご提案。
Sさんが好きな花は、マム(菊)、ポピー、バラ。特にバラは、大きくパッと開いているよりも、ぷっくりとした丸みのあるフォルムがお好み。そこでバラは直径3cmくらいの、小さめでコロンとした感じのものをおすすめしました。
そして、鮮やかな色よりも少しトーンを押さえたピンクなどが好きだと言います。

花材チェック

まず私は花材を揃えました。

Sさんが好きな、渋めトーンのマム、ポピー、バラですが、「地味すぎる」と感じられるかもしれないので、明るめのピンクのバラも用意しました。
そして自然な彩りを演出するグリーンも。落ち着いた彩りのブーケに爽やかさをプラスするため、ユーカリやニシキギなど明るいグリーンを選びました。花だけでなくグリーンを入れることで、自然の中に咲いているような花々の美しさをより表現できます。皆さんもフラワーアレンジメントをする時、ちょっとグリーンを添えると見た目の印象がグッと美しくなりますよ。

お客様チェック

オーダーをいただいて花材を揃えると、一度お客様に見ていただくことにしています。それは、第1回のコラムでも書きましたが、お客様とコミュニケーションの時間を多くとり、その方のイメージをできるだけ生かすことを大事にしているからです。

花材を見てSさんは、「明るめのピンクのバラはなくていいかも」と。私の「地味すぎるのでは?」という心配は必要ありませんでした。明るめのピンクのバラを省いた分、配色のバランスを見て、S さん好みの落ち着いたピンクとオフホワイトのマムを増やそうと話し合いました。

そして花材が決まりました

こちらが確定した花材です。
落ち着いた色味の花ばかりだと、遠目から見て少しぼんやりした印象になってしまうので、濃いエンジ色のラナンキュラスをプラス。また、Sさんの3歳のお嬢さんにも喜んでもらいたくて、姫リンゴも散らしました。
ボールブーケの下部にはタッセルを2本つけました。1本でもいいのですが、2本使って長短をつけ、立体感を出そうと思います。

エッセンシャルオイルをブレンド

できあがったブーケに自分でブレンドしたエッセンシャルオイルを振りかけて、香りづけをすることがよくあります。特に今回は、ドアの上に飾られるので、香りがあると出かける時にも気分があがって、気持ちよく外出できますよね。

今回の香りづけには、ベルガモットやシダーウッド、ラベンダー等をブレンドしました。Sさんは妻・母・働く女性としての顔を持って頑張っている方なので、気持ちのスイッチを入れ替える効果が期待できるベルガモットをベースにしました。ベルガモットについては【さいごに】でも少し説明しますね。

完成


完成したボールブーケにSさんとお嬢さんはとても喜んでくださいました。
私はあえて、どこを見ても同じデザインではなく、見る面によって彩りを少し変えてみたのですが、Sさんは「どの向きで飾ろうかな…、毎日向きを変えようかな…」なんて、楽しんでいました。
「私のイメージを表現してくれてありがとう」というSさんの言葉が、とても嬉しかったです。

【さいごに】

Sさんのボールブーケの香りづけに使用したエッセンシャルオイルについて、少しお話をしましょう。今回ベースとして選んだのは「ベルガモット」です。
ベルガモットは、柑橘系アロマの中でも甘さを感じさせるのが特徴。心を明るく上向きにしてくれる効果が期待でき、リフレッシュに最適の香りです。ドア上にかけるボールブーケでしたから、「いってきます」や「ただいま」という言葉とともに、気持ちのスイッチが入れ替わるといいですね。

ストレスが元となる胃腸障害や食欲不振の改善の助けにもなる香りと言われています。

「こういう人にプレゼントするフラワーアレンジメントには、どんな香りづけがぴったり?「など、ご質問がありましたら、ぜひYURIまで。
皆さんのご意見・ご質問をお待ちしています。

第3回は「小さなイタリアンレストランのカウンターにそっと彩りを添えるミニフラワー」を予定しています。ご自宅のダイニングテーブルでも活躍するフラワーアレンジだと思います。
ぜひご覧ください。

YURI フラワーデザイナー

ウェディングフラワーや贈り物のアレンジメントのフラワーデザイン、店舗・レストランや個人邸宅内を飾るトータルフラワーコーディネートを行う。 「お客様と話し合う時間を多くとり、イメージの共有を大切にした上で作りあげる」のがYURIのフラワーデザインのコンセプト。
母の影響で幼少期より華道(草月流)を学ぶ。
薬剤師。アロマセラピーアドバイザー。フラワーライフセラピスト。
ErvaNote http://ervanote.com/




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