第5回 多肉植物を使ったフォトフレームアレンジ

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投稿日:2015/09/25

皆様こんにちは。フラワーデザイナーYURIです。

このコラムでは、日々いただくご依頼の中から 一 件のオーダーに焦点をあてて書いているのですが、一人ひとりのお客様にそれぞれ“フラワーアレンジ”に詰め込みたい想いがあることをあらためて感じています。

今回は、依頼者であるIさんが、学生時代の先輩へ贈ったお祝いアレンジについてお話しします。

【オーダーについて】

Iさんの先輩(男性)は美容師をされているのですが、この度晴れて独立し、自分の店を構えることに。その先輩へ開店祝いのお花を贈りたいというオーダーでした。
開店祝いなので、私は「お店の外に飾るスタンド花、それともカウンターに置く名入れのお祝いアレンジメントなど、何か希望はありますか?」Iさんにお聞きしました。

Iさんは、「スタンド花や名入れのアレンジメントも良いのだけれど、一時的なものではなく、その後もお店に飾ってもらえるようなアレンジがいいかも。大きなお店ではないから、テーブルに置いておけるくらいの小ぶりなサイズのもので。」とご要望を伝えてくれました。

ご予算は 6,000 円。枯れないので、お店のインテリアとしても使えるアーティフィシャルフラワー(高品質の造花)を使ったアレンジメントに決定しました。

「どんなものにしようか?」と相談している段階で、ある問題にぶつかりました。インテリアアレンジの注文を受ける際、私はインテリアのテイストや壁の色など、その空間に合うようにアレンジをお作りするのですが、今回オープンする美容院は今まさに工事中で、まったく内装がわからないのです。

Iさんは、「先輩はシンプルなものが好きだと思うので、華やかさや派手さを意識したものではなく、自然なイメージで」とおっしゃったので、ナチュラルテイストにすることにしました。

【花材集め】

私は「多肉植物を使うのはどうだろう?」と思いつきました。

オシャレな若者が集まるであろう美容室で、「多肉植物のユニークなフォルムが素敵な雰囲気を作ってくれるのでは?」と思ったからです。

水分を含んだ葉や茎は肉厚。見た目はプニプニした丸っこい形のもの、トゲトゲのもの、カラフルなものなど、多肉植物の種類は多岐にわたります。

お花屋さん、雑貨屋さん、100 円ショップなどでも店先に並んでいます。そんなインテリア商材としても注目の多肉植物が、アーティフィシャルフラワーでも作られているのです。

今、数種類の多肉植物を寄せ植えするのが流行っていますので、私も紅いセダムと、トゲトゲしたハオルチアの2種類を選び、それらと調和する数種類のグリーンを揃えました。さらに、美容室という場所柄、「上質さや美しさも取り入れられたい」という思いがあったので白いバラを合わせてみました。
これらの花材を Iさんにご提案したところ、「多肉ちゃんも可愛いし、色味も控えめでいい感じだと思います!」とOKサインをいただきました。

【フォトフレームにアレンジ】

花材とも相性が良く、さらに美容室に置くという点を意識しながら、アレンジのベースにはフォトフレームを選んでみました。

白っぽいアンティーク風のフレームは、どんな内装であっても、その空間になじんでくれるはずです。

【アレンジのポイント】

多肉植物とバラは、並べてみると印象も違いますし、一見相性がイマイチに見えるかもしれません。

しかし、このようにテイストの異なる花材を使う時は、凹凸をつけて立体的にしてあげるとうまくバランスがとれますよ。

今回は、ベースに多肉植物を上下に配置し、その間からバラが手前に伸びてきたようなアレンジにしてみました。

【完成】
バラの醸し出す上品さが際立つ、多肉植物のアレンジメントになったのではと思います。

さてさて、Iさんも私も、新しい美容室に多肉植物アレンジのテイストが合うかどうか、心配していました。
なんと、オープンした美容室はアンティーク風の内装で、デザインの方向性はバッチリだったようでホッとしました。
Iさんは、「この多肉ちゃん、お店のどこに飾られるのかなぁ?」と、カットに行く日を楽しみにしているようでした。

【さいごに】

もうすぐ紅葉の季節ですね。
使用した多肉植物のひとつ「セダム」。
世界には400種類以上が分布していると言われるセダムですが、今回使用したもののように赤く紅葉する品種もあります。
寄せ植えをする際も、様々な色彩の多肉植物を選んで作ってあげると全体がカラフルになってとても可愛いと思います。

さて、カラーセラピーでは、「赤」のもたらす効果は情熱や活力を与えてくれること。 
体に対する作用としては、交感神経を刺激して体感温度を3℃あげると言われています。暗めの赤、濃い赤はストレスを緩和させてくれます。
寒さが増していくこれからに向けて、ファッションやインテリアで「赤」をうまく取り入れていきたいですね。

ギフトを贈る際、どのようなテイストのフラワーアレンジがいいのか、見当がつかない場合はぜひYURIにご相談くださいね。
第6回は、「バリ風の壁掛けインテリアフラワー」を予定しています。どうぞお楽しみに。

YURI フラワーデザイナー

ウェディングフラワーや贈り物のアレンジメントのフラワーデザイン、店舗・レストランや個人邸宅内を飾るトータルフラワーコーディネートを行う。 「お客様と話し合う時間を多くとり、イメージの共有を大切にした上で作りあげる」のがYURIのフラワーデザインのコンセプト。
母の影響で幼少期より華道(草月流)を学ぶ。
薬剤師。アロマセラピーアドバイザー。フラワーライフセラピスト。
ErvaNote http://ervanote.com/




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