投稿日:2017/02/23

皆様こんにちは。フラワーデザイナーのYURIです。
突然ですが皆様にとって、美容室とはどんなところでしょうか?
私にとって美容室はひとことで言うと“癒しの場”です。気心知れた美容師さんやスタッフさんたちと、最近のことや日常のあれこれについておしゃべりしたり、美容に関する情報を教えてもらったり、時には悩みを相談することもあります。ですから髪を切るだけに美容室へ行く感覚ではなく、気づいてみると10年以上も同じ美容師さんに担当してもらっており、あらためてビックリします。

●美容室のエントランスに毎月装花
今回、ご縁があってご紹介する花の仕事も、素敵な美容室から依頼を頂いたものです。「美しく暮らす」をコンセプトに2016年12月、東京・自由が丘にオープンしたこのサロン「MICRAS」は、木のぬくもり溢れるこだわりのインテリアと、ところどころに置かれたアロマとその香りに癒される空間。足を運ぶだけでワンランク上の気分に浸れるようなサロンです。スタッフの方々もフレンドリーで感じがいいので、訪れた誰もが癒され、綺麗のパワーをチャージして、日々の生活にもどっていく姿が想像できます。

(写真はMICRASの店長より)

そんな、こだわり溢れるMICRASさんより、「いらっしゃったお客様に季節を感じてもらいたいので、月代わりでエントランスにお花のディスプレイを作ってくれませんか?」というお話を頂きました。
私自身、美しい花や自然、芸術などに触れる時間は、心が満たされる時であり、日々の生活に彩りをプラスできるエッセンスになると感じています。そこで、このサロンにいらしたお客様に“季節感”や“美しさ”を感じていただけるように、私なりに考えた2月の装花をご紹介します。

●1月は和風、2月は爽やかに
装花は今年から担当していますが、1月にお届けした花が新年の和の雰囲気でしたから、2月は色味も雰囲気も変わるように洋風で爽やかに、そして少し早めの春を感じて頂けるように考えました。

1月の装花

花材は、黄色いポンポンが可愛いミモザと、健気で可憐に咲く姿が印象的なクリスマスローズを中心に選びました(1ヶ月間、美しさを保たせるためアーティフィシャルフラワーを使用しています。)

また、即決した花器は、それを見た瞬間「雰囲気がMICRASさんにピッタリ!」と思ったもので、実はキャンドルスタンドなんです。花器として使えるよう、キャンドルを置く所にオアシスを固定し、そこにお花をアレンジしていきます。スタンドはサロンのインテリアに合うように、もとの色・アンティークブルーからブラウンへ塗装しました。

完成したのがこちら、2月の装花です。

お花を設置するサロンのエントランスは、エレベーターを降りるとすぐ目に入るので、存在感があって華やかになるよう意識しました。
ニューサイラン(アレンジの右上、左下に伸びる3本のグリーン)を使って、伸びやかに高さと動きを出し、それからお花たちをアレンジしていきました。ワイヤーが葉全体に通っているので、葉先の動きも自由にデザインできます。花材を挿すオアシスには、ハランの葉を巻くことでオアシスが隠せるだけでなく、おしゃれな雰囲気を演出できます。

2色のクリスマスローズの間から顔を出すミモザは、元気色のイエローがパッと気持ちを明るくしてくれますね。黄色のセラピー効果は、コミュニケーションを円滑にし、気持ちを上向きにしてくれる、というものだからです。季節のお花がふんだんで、ひと足早く春の訪れを感じられる爽やかなアレンジになったのでは、と思っています。

●季節の花を愛でながら
寒さが少し緩んだ2月初日、サロンにお花をお届けしました。いつも私のデザインを気に入ってくださる店長さんは、今回も喜んでくださり、「これが1ヶ月でなくなってしまうのは寂しいけれど、でもまた来月が楽しみ」と、嬉しいひとことを頂きました。
せっかく四季のある日本ですから、春夏秋冬を感じ、季節の花を愛でながら暮らしていく。まさに、このサロンのコンセプトでもある「美しく暮らす」につながりますよね。
サロンを訪れたお客様の日常が、MICRASさんのパワーにより、ますます美しく彩られますように。

MICRASさんのホームページはこちら。
http://micras.jp/

サロンにはお子様と一緒に過ごせる個室も完備されていて、子育てママたちの味方でもあります。自由が丘にお住まいの方や美容院をお探しの方は、ぜひ足を運んでみてください。

●さいごに
花材で使用したクリスマスローズとミモザについて少しお話を。

★クリスマスローズ:別名「雪おこし」
多くは1月~3月頃開花するクリスマスローズ。クリスマスの時期に咲く、バラに似た花、ということで命名されています。毎年咲いてくれる多年草で、家庭でも育てやすい。冬期、おうちの花壇やお庭に咲いているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ちなみにこちらの写真はうちの庭に咲いているクリスマスローズです。

せっかく綺麗なお花なのに下を向いて咲いているので、もったいないですよね。写真を撮ろうものなら地面とお友達な、怪しい動きになってしまいます。
なぜこのように下を向いて咲くのかは明らかになっていませんが、一説には冬に花を咲かせるので雪から花を守るためだと言われています。下向きに咲く花は、冷たい雪を持ち上げているような姿から「雪起こし」とも言われているそうです。
そんな下向きのクリスマスローズですが、真正面や上向きに顔を見せてあげられるのもアーティフィシャルフラワーのアレンジならでは。ですから今回の装花では、クリスマスローズの美を主張させてみました。



★ミモザのアロマ

ミモザの精油は少し青っぽいフローラル調で上品な香り。ストレスを感じる心を癒してくれたり、抗うつ作用があるとされています。ゲランの「Champs-Elysees」やJO MALONEの「ミモザ&カルダモン」といった香水のほか、石鹸の香りのエッセンスとして配合されることもあります。
3月8日は「ミモザの日」で、男性が女性に感謝をこめてお花を贈り、女性を家事やお仕事から解放してあげる習慣がイタリアにあります。素敵ですよね。
ブレンドするならフローラルや柑橘系ととても相性がいいですよ。

写真は私がブレンドして楽しんでいたスイートオレンジ、ネロリ、ベンゾインとミモザのmixです。
ミモザの時期2月、3月に、香りをブレンドするのもオススメです。

今回も最後までお読み頂きありがとうございました。次回もどうぞお楽しみに。

YURI フラワーデザイナー

ウェディングフラワーや贈り物のアレンジメントのフラワーデザイン、店舗・レストランや個人邸宅内を飾るトータルフラワーコーディネートを行う。 「お客様と話し合う時間を多くとり、イメージの共有を大切にした上で作りあげる」のがYURIのフラワーデザインのコンセプト。
母の影響で幼少期より華道(草月流)を学ぶ。
薬剤師。アロマセラピーアドバイザー。フラワーライフセラピスト。
ErvaNote http://ervanote.com/




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