Vol.74 就活女子、転活女子、必見サイト!

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投稿日:2013/07/24

心の中からキレイになる! 
仕事の中の悩みを小さくして、キレイになるためのヒントをお届けします!

 
 
みなさん、こんにちは! キャリア・カウンセラーの錦戸かおりです。
うっわー、今回も一日遅れのアップです・・・ごめんなさい・・・。
今年はあっけなく梅雨も明け、ながーい夏に突入・・・。夏バテは大丈夫ですか? 私はまだ大丈夫ですが、時間の問題かもしれません・・・暑さ対策をなんとかしなくっちゃ!
 
さてさて、今回は就職活動や転職活動をしている女性、あるいはこれからする予定の女性必見のお話です。
 
日ごろキャリア・カウンセリングをしていて、なかなか女性の働く環境は変わらないなーと思うのですが、そんな中でちょっと嬉しくなるような記事を見つけました。
 
「女性の活躍『見える化』、人材確保に本気度示す」
日経新聞 電子版 2013年7月8日
 
本気で社会が変わろうとしている、変わらざるを得ないときが来たことを感じる記事です。
 
 

■ 具体的な数値で示す

 
 
よく求人サイトで自社の紹介として「とても明るい会社です!」なんてものがありますが、入社してみたら、やたら飲み会が多かったり、業務中おしゃべりばかりしていたり…なんて話を聞くことがあります。
 
会社の仲間たちとの飲み会が大好きだったり、おしゃべり好きな人にはもってこいなのですが、「そういう明るいじゃないよ!」という人も多いでしょう。そう、「明るい」とか、「活気がある」などという言葉は、人によってイメージするものがかなり違うので、鵜呑みにしてはいけません。
 
それと同様に、「女性が活躍しています」というのも、実はあやしげな言葉です。たとえば、今まで一人も育休を取る人がいなかった会社が、やっと第1号が出たことで「わが社も女性が活躍するようになった!」なんて言う人もいるからです。 
 
もっと具体的に両立支援制度や管理職比率などを示してくれる動きがでていることが、この記事で書かれています。
  
まず一つ目が上場企業のコーポレートガバナンス報告書です。上場企業が必ず公開している報告書なのですが(参考事例としてNTTデータさんのページを参考につけておきますね)、東京証券取引所はその中で、女性の活躍状況を提示するように促しているそうです。まだ必須ではないんですね。なので、公開していない企業もあります。でも、上場企業の「反応は内閣府の担当者が『驚いた』というほど早かった」そうです。それだけ企業の「女性の働き方」に対する意識が高まっているということなのでしょう。
 
もう一つが「ポジティブ・アクション応援サイト」です。コーポレートガバナンス報告書が上場企業に限られているものであるのと違い、こちらは中小企業も参加しています。厚労省は2004年から企業支援の一環として取り組んでいるもので、従業員の男女比、勤続年数、女性のトップの役職、活躍への取り組みなどが書かれており、現在840社が登録しているそうです。
 
 

■ 女性の力を生かさないと損!

 
 
嬉しかったのは、この記事でも「女性が活躍する企業の業績は良いとの調査結果が相次いでいる」と書かれていること! コーポレートガバナンス報告書にこの項目が記載されるということは、投資家が「女性の活躍が支援されているかどうか」をチェックしたいと思っているということです。それは、とりもなおさず「女性の活躍を支援している企業に投資したい=その会社が伸びる可能性が高い!」ということです。
 
前回のコラムで取り上げた、山口教授の言葉を思い出します。
「企業関係者から『女性を登用して生産性は上がるのか』とよく聞かれます。これは全くの愚問です。人口の半分は女性で、潜在的な生産性に男女差などありえません。すると現状は女性を活用しないことで約半数のポジションで相対的に生産性の低い男性を女性の代わりに用いていることになります。そのポジションに有能な女性が就けば今より生産性が上がるのは自明のことです」
 
そうですよ、意欲ある女性にチャンスを与えないなんて、本当にもったいないことなんです!
 
 

■ 本気度の高い会社に入ると幸せ??

 
 
でもね、ここで一つ問題があります。はたしてこれらの女性の活躍を積極的に支援している企業が、あなたにとって「働きやすい」企業かどうか、です。一般的に「女性に働きやすい」と言われている企業と、あなたにとって働きやすい企業には、もしかしたらズレがあるかもしれません。
 
なぜかというと、企業が女性の活躍支援を積極的にする理由は、業績を伸ばすためです。気持ちよく仕事をしてもらうことで、企業も社員もハッピーになる関係を作ろうとしているからです。つまり、女性への支援は企業の期待の表れです。つまり企業への貢献を望んでいるということです。
 
男女区別なく期待されるわけですから、人によってはキツク感じるかもしれません。「女の子はそんなに頑張らなくていいよー」なんて、いわゆる「女の子扱い」されたい人には、とてもしんどい職場でしょう。ここまで大きなズレはなくても、「働きやすい」という言葉は、個人差が大きいので、キャリア・カウンセリングの中では必ず尋ねます。「あなたにとって“働きやすい”とはどういうことですか?」と。
 
企業の状況が見えることもとても大事です。そしてそれと同じくらい大事なことは、自分が何を求めているかを具体的に意識しておくことだと思います。そこが意識できていれば、ミスマッチの可能性を少なくとも半分は減らせますよ。
 
 

■ 今後の課題

 
 
企業や投資家が積極的に動き出したことが、今回ご紹介した記事でわかりました。でも、まだまだこのような動きやサイトの存在が知られていないのが実状です。
 
たとえばご紹介したポジティブ・アクション応援サイトがもっと活用され、掲載企業に意欲ある人たちが集まれば、そのサイトに自社も参加しようという企業が増えるでしょう。なのでできるだけ多くの人に、サイトの存在を知って、活用してほしいと思います。おっと、これは私自身の課題でもありますね! いっぱい宣伝して、相乗効果を作らないといけません。
 
そしてみなさんにもお願いです。今お勤めの会社、あるいはお知り合いのいる会社の人事の方にぜひこのポジティブ・アクション応援サイトのことを伝えてみませんか? まずは知ってもらうことから始めましょう!
 
 
思うんですけどね、今は女性が強調されていますが、近い将来、若い男性もきっとこのサイトを見て応募してくると思うのです。女性にとってチャンスの多い企業、ライフステージに対応できる企業は、男性にとってだって同様に働きやすいはずですものね!
 
 
 
ということで、今回はこれでおしまい。
また、お会いしましょう!!!
 
 
※参考サイト、記事
・ポジティブ・アクション応援サイト
http://www.positiveaction.jp/pa/
・コーポレートガバナンス報告書
http://www.tse.or.jp/rules/cg/
・NTTデータのコーポレートガバナンス報告書 P7
http://www5.tse.or.jp/disc/96130/140120130606060821.pdf
・日経新聞 「女性の活躍『見える化』、人材確保に本気度示す」
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFE0301K_T00C13A7WZ8000/
・日経新聞 「進まぬ女性登用、男性の『思い込み』が影響」 シカゴ大学教授・山口一男氏(6月28日)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG20016_V20C13A6000000/
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kireiワーク 旅行が大好きなやんちゃ坊主、がんのすけくん! 
Photo By 「 YH 」
 
 
 
 

錦戸かおり

個人のキャリア開発支援を行う「がんばれ工房」主宰。キャリア・カウンセラー、産業カウンセラー。女性と仕事の未来館にて、キャリア部門の特別相談員。毎日コミュニケーションの転職サイト「マイナビ転職」にてコメントの執筆なども担当している。一人一人のクライアントと長いお付き合いをすることで、キャリアのホームドクターとして活動している。
2009年10月『働く女性が35歳の壁を乗り越えるためのヒント』を発売(河出書房)
がんばれ工房 http://gambarekoubou.com/




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