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Vol.26 小さい会社は嫌ですか?

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投稿日:2011/02/22

心の中からキレイになる! 
仕事の中の悩みを小さくして、キレイになるためのヒントをお届けします!

 
 
皆さん、こんにちは。キャリア・カウンセラーの錦戸かおりです。
最近、めっきり春らしくなりましたね。数日前、家のベランダに植えてあるフリージアにつぼみが出ているのを見つけました。まだ寒い日もあるのに、なんともけなげ! つい一つ一つに「がんばれよ」とか「風邪ひくなよ」とか、言いたくなってしまいました。
 
さてさて、今週はちょっと面白い調査結果を見つけたのでご紹介しますね。調査のタイトルは「小企業の女性雇用に関する実態調査」。
 
皆さんは就職、あるいは転職する場合、どのくらいの規模の会社に入りたいですか? 私は日ごろ転職する人のためのサポートをしているのですが、90%以上の方ができるだけ大きい会社に・・・とおっしゃいます。なぜ大きい会社の方が良いかと尋ねると、最も多い意見は「安心だから」。そして次に来るのが「制度が充実しているから」。
 
確かに大企業の方が資金力もある可能性が高く、そう簡単にはつぶれる可能性も少ないでしょうし、育児休暇なども整っていて、雇用は守られているでしょう。でも現実問題として大企業の求人はあったとしても専門職ばかり。新卒者の採用は別ですが、中途採用となると一般職での採用はとても少なくなります。結果的に小規模の会社しか受ける機会が得られず、あまりモチベーションが上がらないまま履歴書を送るケースが多々あるのです。 錦戸かおり
 
私はいつも思います。小さい企業はそんなに働きにくいのだろうか? 確かに相談に来られる方々の相談内容を振り返ると、育児休暇を取った人がいないという声は多く聞かれます。でも私の個人的な意見ですが、小規模の会社の方が、必要な人になってさえいれば、臨機応変に対応してもらえるという思いがあるのです。
 
そんな私にとても心強いデータを発見しました。これは2010年8月に日本政策金融公庫総合研究所が融資した企業を対象としてアンケート調査したもので、「小企業の女性雇用に関する実態調査」として発表されています。
その調査の結論として、このような。ことが書かれています。
 
・規模の小さい企業ほど、女性管理職が多い。
・高齢者や育児中の人、既婚者など、多様なニーズを持つ女性の受け皿となっている。
・規模が小さいほど中途採用者も多い。
・仕事と育児の両立については、制度化されていなくても、臨機応変な対応がされている。
・働いている女性は収入の多い少ないや、職種、就労時間の長短を問わず、満足度が高い。
・経営者も女性の雇用に関して優秀な人材確保などの効果を感じ、高く評価している。
 
これだけを見ると良いことづくめですが、収入という面ではかなりシビアです。100人以上の企業と比較するとどの年齢であってもかなり収入に差があります。
 
さてさて、このような調査結果を読んで、あなたはどう思いますか? 小さい会社も意外といいじゃないか、と思った人もいるでしょう。お給料が安いなんて、やっぱり小さい会社は嫌だな、と思う人もいるでしょう。
念のために書きますが、これはあくまでも調査から生まれた平均的な結果です。小規模企業でも給与が良いところはありますし、満足度が低い会社もあるでしょう。あくまでも参考です。
錦戸かおり
 
私は仕事柄、どうしても転職先としての小規模企業を考えてしまいます。その場合、確かに小規模企業の方が募集はたくさんあるけれど、どれだけ環境の良い会社があるだろうか? 残念ながら環境の良い会社はなかなか欠員が出ない、という事実があります。そう、環境が良いからこそ辞める人が少ないのです・・・。この調査の中にある、小さい会社ほど勤続年数が長い人が多いというデータはうなづけます。
 
でも、そもそも「環境が良い」とはどういうことなのでしょう? これは一人一人にとって違います。いつもおしゃべりが絶えないような明るい環境を「よい環境」と呼ぶ人もいれば、みんながしーんとして仕事をしている環境が「良い環境」という人もいます。社員旅行や飲み会がある、わきあいあいとした環境を望む人もいますし、「そういうのは勘弁して!」という人もいますよね。
 
そう、実はこの「良い環境」というのがクセモノなのです。あたかも「みんなの共通する想い」かのように見える「良い環境」ですが、実は中身をよく見ると、ひとりひとりかなり違うのです。なのでよくあるミスマッチは「御社はどのような社風ですか?」との質問に「明るくてよい社風ですよ」との答え。「良い」というのが、自分にとって良いのかどうか、もっと突っ込んで聞かないとまずわからないのです。
 
すみません…話がそれてしまいましたね。
大企業に勤めたくても、なかなかチャンスがない。そんな人たちに小さい会社も良いところがあるということをもっと知ってもらいたい、そんなことをいつも考えている私には、この調査はとても嬉しいものでした。調査をしてくださった方に、お礼を言いたい気分です。この調査結果を見て、もっと小規模の会社にも目を向け、自分に合う環境かどうかを確かめてみよう、と思ってくれる女性が増えるといいなぁ、そして、さらに言えば、ご縁があって入社して個人も会社もハッピーになるといいなぁ、と心から願っています。

Photo By ai

錦戸かおり

個人のキャリア開発支援を行う「がんばれ工房」主宰。キャリア・カウンセラー、産業カウンセラー。女性と仕事の未来館にて、キャリア部門の特別相談員。毎日コミュニケーションの転職サイト「マイナビ転職」にてコメントの執筆なども担当している。一人一人のクライアントと長いお付き合いをすることで、キャリアのホームドクターとして活動している。
2009年10月『働く女性が35歳の壁を乗り越えるためのヒント』を発売(河出書房)
がんばれ工房 http://gambarekoubou.com/




この記事へ 2 件のコメント

たまこ

2011年2月18日 at 11:44 am

錦戸さん、こんにちは。
今回の得意な時間、またまた興味深く読ませていただきました。
読んでいて真っ先浮かんだのが、占い。ある占いによると、私は太陽の星なので、日中のほうが運勢が良い。人との重要な約束などは決して夜9時以降にはしないこと、というものです。
ところがです、私も完璧に夜型人間。夜9時以降に打ち合わせが入ることはまれですが、自分で仕事をするときには、夜の方は効率があがるんです。「占いも、当てにならないものだなあ」なんて思っていたのですが、これって、”運勢”ではなく、”得意な時間”だったんですね。ようやく納得!
そしてもう一つ、認知行動療法という言葉から連想したのが、私の考え方のくせ。なにか一つ、イヤなことがあると、結構いつまでも考え、しかも思考のパターンがいつも同じということに、あるとき気づきました(かなり年とってから、、、)。また、そういうマイナス思考って、疲れがたまっているとなることも。そして、マイナスのくせがあるなら、プラスのくせも作ることができるはず、と考え、自分がマイナスのスパイラルにはまっている!と途中で気づいたら、即座に「ええい!!違う違う!!ストーーーーップ」と断ち切るようにしたのです。これが、とっても良かった。以来、この切り替えが早くできるようになりました。
自分の得意不得意、癖を知るって、とっても大事なんですね。人生が生きやすくなる、そんな気がします。

okasan1959

2011年4月6日 at 8:54 pm

Vol.26 小さい会社は嫌ですか? へのコメントです

私は3年以上勤めた会社はすべて小々企業
初めが大卒で勤めた20人足らずのソ連専門商社
子供がある程度大きくなって久しぶりに勤めたのが正職員パートを含め20人位の高齢者デイケアセンター
看護職で6年勤めた保育園(やはり正臨併せて30人弱)
今の会社が2年目で最小の10人のロシア専門商社
大企業の安心さは知りません

勿論いい所もあります
和気藹々、集まりも大半が参加、連絡が早く届く
でも、小企業は社長の良い意味でも悪い意味でもワンマン
それが回りに好意的に受け入れられていればいいのですが…

ということで今回のワンコイン講座にかなりそそられています
思い出の阿佐ヶ谷ですので参加できるといいのですが

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