投稿日:2019/05/07

ブラジル発「駐妻」に転職しました!
〜 ワーキングウーマン の ポジティブ ラテンライフ 〜

 
タイトルも、おめでたいこの記事が皆さんの目に止まる頃、日本では「令和」の時代が始まっている事とお慶び申し上げます。海外にいても、譲位に胸がキュンとしました。そんな今回のプリマベーラは、念願だった「三大瀑布」の最後の一つ、ビクトリアの滝へ行った時のお話です。

ブラジルでは、誰にとってもクリスマス休暇をどう過ごすかは重要なことで、私達も10月くらいから「クリスマスどうする?」と言う会話が何度となく繰り返されました。自称・山登りが趣味の夫は、チリとアルゼンチンにまたがる南米最南端のパタゴニアへ行きたかったようです。確かに、南極に近く年間通して低温なパタゴニアに行くには、南半球が夏の時期しかありません。とは言うものの、夏でもそれなりに寒そうで、その素晴らしさが私にはイマイチ伝わって来なくて〜

一方、既に本帰国してしまったM iちゃんから、私は沢山のアフリカ情報を得ていました。「駐在中一番の旅の思い出は?」と訊いたところ彼女は間髪入れず「アフリカ!」と、2度の旅経験を熱く語ってくれました。ビクトリアの滝やサファリで味わう自然の雄大さと野生動物たちの可愛さ。また、モダンなケープタウンの街はグルメにも人気、なんていう情報をたくさん貰いました。あとは、滝の水量がどうか?って事だけですが、これもその時期なりの良さが有ると言うし。

それに、ここでビクトリアの滝を見れたら、以前にナイアガラを訪れている私は、先日のイグアスと合わせて、世界三大瀑布をコンプリートできるので、夫へのプレゼンにも力が入ります。アフリカVSパタゴニア!プレゼン最後は「好きな方で良いよ」とあえて夫に決断を委ねたら、数日後「アフリカ、行きますかぁー」と。内心ガッツポーズ!と、言うわけでクリスマス休暇は「南部アフリカ&ビクトリアフォールズ5泊7日」の旅へ出発です。

サンパウロからは、ヨハネスブルグまでサウスアフリカ航空の直行便があります。片道8時間半ほどのフライトは、日本との往復を考えれば、近い、近い。ヨハネスブルグ空港内で、現地ガイドさんと待ち合わせです。今回の旅は、大陸内4カ国を出たり入ったりするので、15人ほどのツアーグループで行動します。参加者は、サンパウロ近辺に住んでいる日本人駐在員やその家族などです。「はじめまして」の挨拶もそこそこに、今日の宿泊地、ジンバブエにあるビクトリアフォールズへの乗り継ぎ便に向かいます。

先ず、ジンバブエ入国の際に、ビザを取得せねばなりません。カザビザと言って何度でも出入国ができるものを取得したいのですが、さすがアフリカ!パスポートに貼るカザビザのシールがなくなってしまうと、ダブルエントリービザしかくれなくなるとかで、「飛行機降りたらダッシュで入国審査へ進んで下さい」というガイドさんの言葉に従って、走る!お陰で、15人全員カザビザを取得し、ジンバブエの空港に降り立つと、インパラに噛み付いているライオンの剥製が到着ロビーでお出迎いしてくれました。弱肉強食の世界、ワイルド!

その日は、ザンベジ川のサンセットクルーズで地ビールに舌鼓をうちながら、これから始まるアフリカの日々にワクワクしました。「夜は危ないので、ホテルの外へは出ないで下さい」という注意を受け、ブラジル在住の私達一行は、アフリカも治安悪いんですね〜なんて口々に言いましたが、いや、治安じゃなくて野生の動物がホテルの庭に入ってくるから危ない、って事でした。なるほど。

翌日は、ボツワナにあるチョベ国立公園へ日帰りサファリドライブです。ここでは国境を超える時、ミニバスからジープに乗り換えます。国境付近には、たくさんのトラックや車が行き来していますが、日本の中古車ばかり。世界の果てへお笑いタレントが出かけて行くテレビ番組さながらの凄い光景です。タラタラと出入国審査が行われ、いよいよサファリドライブ開始です。

動物からは、声をあげない限り私達人間はよく見えないそうです。ジープ一台が何かの動物だと識別するので、静かにして下さいね、と注意を受けました。ちょっと緊張!まもなくスタイリッシュなインパラの群れが見れました。名前の分からない鳥達や、中でも感動的なのは像の親子のお散歩。親像は、真ん中に仔象を挟んで守りながら歩きます。可愛いすぎる。

しばらくすると水浴びを終えて群れがジープの前を横切り、少し先の大樹の陰からはお目々ぱっちりなキリンの首が覗いています。こんなに近くで動物が見れるなんて、言葉にならない感動を覚えました。ボートに乗り換えて、水辺からも眺めます。ワニやカバものんびりとただそこにいるのです。遠足帰りの子供のように、帰りは心も体もグッタリでしたが、予想以上の感動の1日でした。

翌日はいよいよビクトリアの滝観光です。ユネスコの世界遺産に登録されている滝幅1700m、世界最大の落差100m以上を誇るビクトリアフォールズを、2つの国の両側から見学します。まずは、国境を越えてザンビア側からです。滝の水量は必ずしも多い時期ではなかったのですが、それだけに1つ1つの滝の存在がよく分かります。(水量が多すぎると水煙で滝が見えないこともあるようです。)たしかに、イグアスより深くその水音はすごい迫力です。そして滝にかかる虹の美しさにも感動です。

ジンバブエ側に戻り、ランチを挟んでからヘリコプターにも乗り、上空から滝壺を覗き込みました。滝の割れ目と地形がよく分かります。昨日同様、像の親子の水浴びが、上空から見えました。「祝三大瀑布制覇」の記念撮影も出来、私としては大満足でございます。ふと見ると、夫も興奮気味。乗り物好きと相まって、ヘリコプターではテンションマックス。やっぱり世界遺産、三大瀑布は凄いのです。

移動日を挟んで、最後の訪問地、南アフリカのケープタウンへ。アフリカ4カ国目です。ケープ半島とテーブルマウンテンをめぐる1日では、ボーダーズビーチでアフリカペンギンのお出迎えに癒され、喜望峰では「この海(大西洋)を渡ればブラジルへ帰れますよ」と言われてびっくり。喜望峰の緯度は、南米で言えばブエノスアイレスとほぼ同じ緯度です。って事は、アフリカ大陸より南米大陸の方が南極に近いんだと、改めて夫が行きたかったパタゴニアは南極の玄関、寒い筈です。

夜はケープタウンの街でシーフードを楽しみました。英国の影響を受けているせいか、シンガポールやシドニーの港と似ている気がしました。治安も、ブラジルよりはずっと良さそうです。海も山もあるケープタウンの街、ちょっと住んでみたくなりました。

翌朝は4:30起きで、ブラジルへの帰国便に乗りました。ちょっと眠いけど、名残惜しいアフリカ大陸を飛行の窓から眺め、アフリカって、一口に言うけど、いろんな顔があるし、アフリカに対するイメージも少し変わりました。

夫も「思ったより良かったな」と言い、ブラジルに戻ってからもやたらと周囲の人にアフリカ話をしています。イマイチ乗り気ではなかったけど、今ではアフリカのエキスパートみたいな顔をして説明しているのを、クスッと笑いながら「アフリカ行って良かった」と思うブマリマベーラなのでした。


●ザンベジ川の夕陽。クルーズとは言うものの、イカダみたいな船〜。
●シーズンとしては必ずしも水量は多くありませんが、この虹!こんな感じの滝があちこちに、威風堂々。
●ボーダーズビーチの入口で、二匹がお出迎え。(日直かな?)アフリカペンギンは保護地区です。

●像の親子のお散歩。愛に溢れた最高のショット、逆さに映った水面にも注目。
●上空から見るビクトリアの滝の深さに、自然の力のすごさに息を呑みました。

セニョーラ・プリマベーラ

キャリアコンサルタント、ファイナンシャルプランナー。

夫の海外転勤をきっかけに、20数年間勤めた金融関係の企業を辞め、フリーランスになる。その後、地球の裏側ブラジルで人生初の専業主婦となる。知り合いもいなく、仕事をしない生活、収入のない自分の帰国後のキャリアも心配だけど〜〜今いる環境の中で、いかに心身ともにキレイに生きていくかを模索中。

女性も職業を持つのが当たり前の現代では、夫の転勤とは言え、様々な問題が立ちはだかります。私と同じように自分のキャリアとの狭間で悩んでいる人、これからその可能性のある人、、たくさんいらっしゃるはず。

キャリア=仕事だけでなく、ライフキャリア=人生そのものについて、一緒に考えてみませんか?

筆者:世界遺産イグアスの滝をバックに
滝のように人生は?レインコートは、イグアス国立公園のマスコット動物、アナグマ現地のオリジナル




この記事へ 6 件のコメント

コアラ

2019年5月8日 at 10:53 pm

サンパウロから南アフリカまで7時間半なんですね!その移動は想像した事とありませんでした。
ビクトリアフォールズと野生動物達、日本では味わえない経験ですね。動物達間近に見れて羨ましいです。

Mia Friday

2019年5月8日 at 10:59 pm

素晴らしい経験をされましたね!
私もアフリカを旅した気持ちになりました!

MOTOKO

2019年5月9日 at 9:07 am

アフリカ!! いいないいな〜 巧みな文章から、 素晴らしい風景が、目に浮かびましま。確かに いろいろな顔がありますが、アフリカの大自然だけは、裏表の無い 地球誕生後から 確固とした歴史を持つ、人類の故郷! 写真も 皆々 素晴らしい & 可愛い! 世界観が、またまた ド〜ンと拡大! お疲れ様でした ・ ご報告 ありがとう☆

Aya

2019年5月10日 at 2:25 am

アフリカって、遠いイメージで(実際に距離も遠いけど)馴染みがなかったですが、ちょっとだけ身近に感じました。
野生動物に世界遺産、一度に見られるんですものね。魅力的です。まだまだ行ってなくて行きたいところばかり。『行くべき』リストが長くなる一方です(笑)

Gurako

2019年5月13日 at 9:45 am

ゾウの親子写真いいですね
三大瀑布制覇した人もそうそういませんよ

きいちやん

2019年6月24日 at 10:08 am

三大瀑布制覇おめでとうございます。アフリカは期待以上の充実感あり良かったですね!プリマベーラさんのレポートで自分も行ってる気分に
なりましたし、本当に行ってみたいです!

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