投稿日:2019/11/26

東北応援 レポート
Kirei研究員:牛美

~東北の手仕事を企画とデザインで復興支援~
「着物ビーズアクセサリー」は日本全国から海外へ

2011年、東日本大震災から8年が経ちました。その後、日本は台風や大雨の被害が続き、多くの方が被災され、不自由な暮らしを続ける方がいらっしゃいます。また、時が経つに連れ、被災の爪痕は忘れられがちです。

そんな中、地道に活動を続けている復興支援チームがあります。「てど倶楽部」と言います。
「てど倶楽部」はボランティアによる復興支援の活動です。主催者は、原 久子さん。
2012年、被災者の棲み合い住宅プロジェクト(実験)「棲み合いながら小さな仕事をしよう!」から、スタートしました。

「着物は流されてしまったけど、きれいな布を見たり触れていると心が癒されます」という言葉がきっかけ。
もともとの東北の手作業、「てど」は手先が器用の意味。着物ビーズつくりも、その技を生かし、岩手県岩泉町の「でんずらびっこの会」と連携しています。

この「着物の布のビーズ」は寄付の着物布を東北の被災地に送り、ひとつひとつ丁寧に布を巻いてつくりあげてたものを、東京チームが買い上げてアクセサリーに組み、ギャラリーや展示会などで販売しています。
アクセサリーの売り上げが、継続的な仕事へとつながり、地道ながら、ゆっくり続いているのです。

「布ビーズ」作りは根気のいる仕事です。身につけてみると手作りの思いと布の質感が伝わってきます。
同じデザインはありません。どうぞ愛着を持って遣ってください。

東北と東京から始まり、日本全国から広がる支援の輪ですが、8年目にして、嬉しいことがありました。
「着物ビーズアクセサリー」が、海を渡り、米国ニューヨークで販売され、大好評。
和の伝統、日本の美しい着物の色柄、繊細なビーズ、そしておしゃれなデザインが受容され、注文が継続しています。

さらに、着物ビーズアクセサリーつくりの技術は講習会などで、全国に広がっています。
東北の手しごとが全国に広がり、作り手が増えれば大きな輪になる。自宅でのんびり一人でやってもいいし、日中お茶を飲みながら、みんなで集まってワイワイ話しながら作ったり、昔ながらの寄り合いも復活。心豊かな素敵な時間が生まれる。支援の輪がどんどん広がることが主催者の願いです。


●布ビーズ制作チーム 岩手県岩泉町で開かれた講習会
●商品制作チーム 東京「てど倶楽部」 ●ビーズづくり講習会にて 代表 原
●着物ビーズ ●完成品:着物ビーズアクセサリー




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