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Vol.59 「半農半X」という働き方

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投稿日:2012/08/28

心の中からキレイになる! 
仕事の中の悩みを小さくして、キレイになるためのヒントをお届けします!

 
 
みなさん、こんにちは。キャリア・カウンセラーの錦戸かおりです。
8月ももうすぐ終わりですが、東京はまだまだ暑い! 早く秋の気配を感じたいと思うこのごろです。
 
 
さてさて、今日のお話は・・・
8月22日の日経夕刊を見て、「おぉ、こんな働き方もあったか!」とちょっと新鮮な驚きを感じたのでご紹介させてくださいね。
実はこの記事、どちらかというと「生活の中に農業を」ということがテーマになっているのですが、私は「働き方」としてとらえてみたいと思います。
 
で、紹介されている働き方というのは、「半農半X」! 生活の半分を農業に従事し、もう半分は違う仕事に就くというスタイルです。思い出す人もいらっしゃるかもしれませんね。以前は兼業農家として、サラリーマンをしながら繁忙期だけ農業をしている人がいましたが、それに近いけれど、ちょっと違うかな。
 
 

■ 半農半Xとは?

 
 
そんな半農半Xとはなんぞや? 生活の半分は農業で、もう半分は全く違う仕事、たとえば看護師や介護と言った仕事をするというスタイルです。記事には、実際にその生活に一歩足を踏み出した女性(34歳)のことが書かれています。彼女は大阪で看護師をされていましたが、現在は島根県で半農半看護師をされています。週3日病院で働き、2日は農業研修、残り2日はお休みというスタイルだそうです。
 
 
彼女がその働き方と出会ったのは、彼女は大阪市で開催されたUIターンフェア。そこにに参加したところ、島根県の担当者から、半農半Xで移住してみないかと声をかけられたとのことでした。農業に初めて携わる彼女には、農業研修も提供され、最長2年間の助成金も付くそうです。Xにあたる仕事の紹介もしてくれたとのこと。
 
また、本当にそれでやっていけるかどうかを実感するための体験ツアーもあります。記事に登場している女性も、実際にそのツアーを体験してやっていこうと決めたようです。
 
 
 

■ それが求められる背景

 
 
なぜこのような働き方を島根県は提供しているのでしょう? 島根県に限ったことではありませんが、全国的に農業人口が減っていること、そして看護、介護、保育といった職種が県内で不足している事情があるからです。以前から農業就労者を募ってきたそうですが、最初から100%農家としてやっていくより、敷居の低い形を模索したと書かれています。  
また、地域を支える人口を増やしたいというニーズがあります。若い人、家族たちがどんどん都会に出て行ってしまッた結果、過疎化が進んでしまうことを阻止する必要があるのでしょう。
 
一方で、その働き方を選ぶ方にも背景があると思います。都会での仕事や生活に疲れ、少しでも自然に近いところで暮らしたいという人は少なくないのではないでしょうか。私のクライアントさんにもそのような思いをつぶやく方がいらっしゃいます。難しい判断やスピードを求められ続けた結果、大自然の中での暮らしを希望する人が出てくるのは当然のことでしょう。自然の中で、土に触れる生活をすることで、心穏やかになるのでしょう
 
 
 

■ 懸念されること

 
 
 
そうは言っても、その判断はそんなに簡単なものではありませんよね。HPをよく読むと、Xの部分である仕事については、無条件にその仕事に就けるわけではなく、個々の組織で採用のための面接などをしているわけで、そこに受かる必要があるわけです。また、助成金をもらったからには、ある一定の期間その仕事を続けなければならず、その前に辞めるとなれば返金を求められます。
 
また、さまざまな職種が検討されてはいるようですが、例えば事務職に紹介してもらえるか、というとこれも難しいかもしれません。
 
また、地域を支える人を増やしたいというニーズが前提にあるので、年齢の高い人を受け入れるのかどうかは微妙でしょう。記事には30~40代が多いと書かれていますが、きっとこれから家族が増えていく可能性がある世代が必要とされるでしょう。
 
 
 

■ それでも検討の余地はある!

 
 
いろいろネガティブな意見も書きましたが、どれもこれも可能性です。もし少しでも興味を持ったなら、まず調べてみてはいかがでしょう? じっくり調べてみてから、「やっぱりムリ!」っという判断を下す自由は十分残されていますもん! 調べてみないで選択肢を閉じてしまうのはもったいない!
 
 
検索してみたところ、ちょうど9月1日にフェアが実施されるようです。まだ、満員御礼とは出ていませんでしたので、間に合うと思いますよ! ちなみに満員御礼だったとしても、問い合わせをしておくと、ニーズがあると判断され、追加開催されるケースもありますので、声をかけておくことが肝心です!
 
ご参考まで・・・(大阪で開催されるUIターンの記事)
http://www.kurashimanet.jp/support/event/201209seminar.html
 
 
つい先日、軽井沢で入ったとあるバーでのお話です。そのバーのマスターは、少し前まで東京でバーをしていたけれど、軽井沢での生活に魅了されて移住されたとのことでした。ただ、冬は仕事にならないため、3か月間だけウナギの稚魚を取る仕事をしているそうです。
 
いろんな働き方があるものですね。実際にどのような働き方をするかは最後に決めるとして、最も幸せな人生を生きるために、どのような仕事をするのか? どのようなスタイルにするのか? 夏の終わりにつらつらと考えてみるのはいかがでしょう?
 
 
 
今回はここまで! またお会いしましょう!
 
 
*がんばれ工房では9月、10月にかけていくつか小さな講座を行います。
よかったらぜひご参加くださいね!

http://www13.ocn.ne.jp/~tenshoku/
 
kireiワーク 旅行が大好きなやんちゃ坊主、がんのすけくん! 
Photo By 「 YH 」

錦戸かおり

個人のキャリア開発支援を行う「がんばれ工房」主宰。キャリア・カウンセラー、産業カウンセラー。女性と仕事の未来館にて、キャリア部門の特別相談員。毎日コミュニケーションの転職サイト「マイナビ転職」にてコメントの執筆なども担当している。一人一人のクライアントと長いお付き合いをすることで、キャリアのホームドクターとして活動している。
2009年10月『働く女性が35歳の壁を乗り越えるためのヒント』を発売(河出書房)
がんばれ工房 http://gambarekoubou.com/




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